弱い韓国バレー キム・ヨンギョン現在は?次世代エースは?2024ネーションズリーグ

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6月12日(水)19時は女子バレー 日本対韓国 TBS系列で放送予定です。

韓国バレーで一番に思い出すのは、あの大エースのキム・ヨンギョン選手です。

韓国女子バレーの黄金時代を築いてきましたが、21年に正式に引退を表明しています。

同年、ヨンギョン選手の最後の代表での世界大会となった東京五輪では4位まで上りつめました。

現在は彼女不在で世界ランキング38位。

東京五輪の少し前の21年2月には女子バレーのいじめ問題が浮上し、加害選手が選手権をはく奪されるなど、何かと揺れた韓国女子バレー。

今後世界ランク上位まで復活してくるのでしょうか。

日本は1セットでも取られると失点につながるため、ストレート勝ちして、五輪の切符を確実にさせていきたいところです。

ヨンギョン選手の現在と女子バレーの選手を深堀りしてみました。

世界的大エースだったキム・ヨンギョン選手の輝かしいキャリア

ヨンギョン選手は現在36歳、代表復帰の呼び声もまだまだあるそうです。

ヨンギョン選手のキャリア(経歴)
  • 2005
    17歳で韓国代表となる。

  • 2005-2009
    韓国の『仁川興国生命ピンクスパイダーズ』に入団。

  • 2009‐2011
    日本の『JTマーベラス』に移籍。
  • 2011-2017
    トルコの『フェネルバフチェ』に移籍
  • 2017-2018
    中国の『上海』に移籍。
  • 2018-2020
    トルコの『エチャクバシュ・ヴィトラル』に移籍。

  • 2020-2021
    母国『仁川興国生命ピンクスパイダーズ』に戻る。
  • 2021-2022
    再び中国の『上海ブライトユーべスト』に移籍。

    同年東京オリンピックを最後に代表引退を表明

  • 2022-
    再び母国『仁川興国生命ピンクスパイダーズ』に移籍。
    現在も継続中。
  • 2024
    国家代表引退式典(同じ時代に活躍した選手を含めた)が行われる。
    翌日には、自ら手掛けた「KYK財団」の発足式が行われた。
    発足式後、「世界女子バレーボールオールスター戦」も行い大盛況。

ヨンギョン選手は国内でも、海外でも数々のMVPを受賞していますが、

ヨーロッパチャンピオンズリーグではアジア人初となるMVPを獲得しました。

ロンドンオリンピックでもMVP、ベストスコアラーを受賞しているので、世界的にも名を轟かせた選手です。

ヨンギョン選手の現在は?

2024年6月8日現在、ヨンギョン選手や同じ時代に活躍した選手の国家代表引退式典が行われました。

翌日9日にはヨンギョン選手自らが手掛ける「KYK財団」の発足式を行っています。

ユーススポーツの発展やそれ以外の多様なスポーツの育成を目指す財団となるそうです。

発足式の後は、海外リーグ時代のチームメイトを招待しての「世界女子バレーボールオールスター戦」も開かれ、話題となっています。

コロナ禍だったため現在まで延期されたとのこと。

代表は引退しましたが、仁川興国生命ピンクスパイダーズのクラブチームとは再契約し、プレー継続はするそうです。

ほかにも!4月に“UNDER ARMOUR”のアンバサダーになった俳優のソン・ガンと、スプリング・サマーコレクションでコラボしている!

ソン・ガンといえば、4月に兵役入隊を発表しているから、直前でのコラボ?!

どちらもかっこいい!

また、ヨンギョン選手は今大会の福岡会場へ足を運んでいたようです!

パリ五輪で”4度目”出場となるアメリカの大エース、ラーソン選手と一緒に撮影していました!

ラーソン選手はヨンギョン選手とトルコや中国のクラブチームのチームメイトであり、戦友であり、同世代でもあるので、再開はうれしかったようですね!

ヨンギョン選手は日本の「JTマーベラス」にも所属していたから、

元日本代表のエース木村選手や狩野選手などとも親交がある!

JTマーベラスは、林選手や、宮部選手の妹が所属するチーム。

宮部選手の妹の宮部愛芽世(あめぜ)選手は、
憧れ・目標の選手としてヨンギョン選手をあげている!

福岡のネーションズリーグ予選最終日でベテランのラーソン選手(アメリカ)とヨンギョン氏

次世代表エース?10番ソフィと12番ダヒョンはムードメーカー?

ヨンギョン選手のいない今、今大会の核となる選手を調べてみました📝

◎現在、今大会で一番の得点源となっている選手が、アウトサイドヒッターの10番ソフィ選手(26歳)です。

ベストスコアラー ランク17(2024年6月10日Volleyball World公式)で、日本のアウトサイドヒッター林選手と並んでいます。

◎また、12番の”イ・ダヨンではなく”、イ・ダヒョン選手(22歳)もミドルブロッカーで今後期待される人物だと思います。

慎重は185cmと日本のミドルよりは高いです。

ファンが盛り上がるのが彼女の『ダンス』です。

今後の韓国バレーの広告塔? すでにムードメーカーです。

ダンスは、代表戦で披露してくれないと思いますが・・・今まではいじめ問題で揺れていた韓国バレーをポジティブな雰囲気に変えてくれる選手いいですよね。今後に期待です。

韓国代表チームの監督フェルナンド・モラレス氏の考える今後の韓国バレー

現在、韓国女子バレーを率いるフェルナンド・モラレス監督は過去プエトリコ代表の監督で、プエトリコを世界ランク16位まで押し上げています(現在15位)。

モラレス監督は、プエトリコの代表監督時代にも、大エースのアウレア・クルス選手引退(現在42歳)を経験しています。

今の韓国バレーの衰退はヨンジョン選手の引退が原因となっているのではないか?といったモラレス監督へのメディアの質問(4月10日)には下記のような返答をしていました。

It is normal that when you have the player that at one point was the best in the world retire, the level of the national team would go down. She did so many things for the team that it is normal for this to happen. Our plan is to create systems and develop players to have a balanced squad and at the same time try to develop or find another generational talent like her. It would be an honor to have Kim help in any way she would like. I can’t wait to get to Korea to hopefully meet her and see if she wants to be involved in any capacity she wants to be. Having that figure around the young players will give them a lot of confidence and will raise our level.

和訳)

世界一だった選手が引退すれば、一時は代表チームのレベルが下がるのは当然のことだ。彼女はチームのために多くのことをしてくれたのだから、こうなるのは予想できた。私たちのプランは、バランスの取れたチームを作るためにシステムを作り、選手を育てると同時に、彼女のような世代を超えた才能をまた育てたり、見つけたりすることです。

キム(=ヨンギョン選手)が望むような形で協力してもらえるのは光栄なことだ。韓国に行くのが待ちきれないできれば彼女に会って、彼女が望むような形で関わりたいかどうか確かめたい。若い選手たちの周りにそのような人物がいることは、彼らに大きな自信を与えるだろうし、私たちのレベルも上がるだろう。」

引用:Morales: “With hard work and time, we can bring Korea back to where it was” (volleyballworld.com)

え?

ヨンギョン選手は現在韓国代表のアドバイザーにもなっていているのですね。

ユースを育て、チームやシステムを立て直し、さらにヨンジョン選手がアドバイザーで、韓国代表への貢献もあれば再起もそう遠くないかもしれません。

まとめ

スーパーエースで世界に名を残しているキム・ヨンギョン選手は2021年の東京オリンピックを最後に引退し、この6月に新型コロナウィルスの影響でできなかった引退式が行われました。

そして、今も韓国バレーのために精力的に活動されていました。

ヨンギョン選手、リスペクトです。

ヨンギョン選手の代表引退後のチームは大分ランクが落ちましたが、プエトリコで大エース引退後の底を経験したモラレス監督を筆頭に、世代交代をした韓国バレー女子の復活にあらゆる策を練っていることがわかりました。

現在の若手の10番ソフィ選手や12番のダヒョン選手をはじめ、ユース含め若い世代の光る原石(10代の選手)をどう育てていくか、世界を知るヨンギョン選手のアドバイスもカギとなりそうです。

日本はセットを落としたり、負けたりすると失点が大きいので、気は抜けないですね。

確実に勝ちにいき、パリ五輪の切符を早めに確定させていたところです。

日本がんばれ!

ファイティン、韓国!

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