ネーションズリーグ2024の男子バレー準々決勝は、2024年6月28日 (金) 21:00~ BS-TBS(録画)にて放送されます!※ライブの場合は、U-NEXT(27日(木)24:00~)。U-NEXTは見逃し配信もありますね!
男子バレー準々決勝は日本対カナダですね。
前回の予選で日本はカナダに2-3で敗戦したのは記憶に新しいですよね。
マー、レプキ、スチュワート選手の3人の得点源が大きかったです。
日本が負けたときにマー選手が「たまには悪役もいい」と言っていたことが印象的でした!
今回はカナダの司令塔スティーブン・ティモシー・マー選手の経歴、所属チーム、アメリカ大陸の主要大会などについて改めてまとめてみました!
悪役?!ではないけど日本に立ちはだかるカナダの7番スティーブン・ティモシー・マー
アウトサイドヒッターでカナダのエース、マー選手は今大会ネーションズリーグ2024の予選の段階で、ベストスコアラー・ランク3となりました。今大会フル出場です。
日本戦では24得点あげていますし、強豪のスロベニアにも27得点です。
そんなマー選手はどういったキャリアを歩んできたのでしょうか?
1994年12月6日生まれのマー選手。
バレーにのめりこみ、始めたのは14歳(中学生くらい)です。
2010年 高校生の時に母国バンクーバーオリンピックを見て、カナダ代表になりたいという夢ができたそうです。
2013年から2016年まで、カナダのマクスター大学でプレーし、CIS選手権では4度表彰台にあがっています。銀メダルと銅メダルを2個ずつ獲得。
しかし、大学3年生のときに足首断裂。プレーを完全に中断するところでしたが、治療の末なんとか回復しました。
2015年 5年前の「代表になりたい」という夢がかない、シニア代表として、初の国際大会(パンナムカップ)に出場します。そこで、ベストスパイカーとベストアウトサイドヒッターに選出されています。
2016年にプロに転身し、強豪ひしめくイタリアセリアAでプレーをはじめました。
イタリアのパドヴァに所属しています。
2017年 FIVBワールドリーグで銅メダル獲得。カナダの男子バレーでは過去最高成績を収めました。
同年 NORCECA選手権では、再び銅メダルを獲得。
マー選手はベストアウトサイドヒッターにも選出されました。
2018年 ヴェローナ(イタリア)でCEVカップ3位。
2019年 NORCECA選手権 銅メダルを獲得。ベストアウトサイドヒッターにも選出されました。
2020年1月 カナダはNORCECA選手権予選で無敗の末、東京五輪の切符を手に入れました。
ここでも、ベストスコアラーとベストアウトサイドヒッターに選出されました。
2021年 パワーバレー・ミラノ(イタリア)で3部リーグのCEVチャレンジカップを制しました。
2022年 ヴェロバレー・モンツァに移籍。
2023年 NORCECA選手権では銀メダルを獲得。またもベストアウトサイドヒッターに選出されました。
今年2024年は、ネーションズリーグでもファイナルに進出。23年は12位でしたが、今年は順位を5位(6月27日時点)までています。
さらに、予選の段階でマー選手はベストスコアラーランク3。オランダの二ミル選手、スロベニアのシュテルン選手に次いで最多得点選手です。
今期から新たなクラブチームピアチェンツァ(イタリア)にも所属しています。
日本のジェイテクトSTINGSに加入したブラジル代表のリカルド・ルカレッリ選手が所属していたクラブですね。
現在29歳のマー選手、NORCECA主催の大会の時点で存在感を存分に発揮し、イタリアのクラブチームでも活躍してきたのですね。石川選手並みの大エースということが分かりました。
母国バンクーバーでのオリンピックを見てから、カナダ代表になりたいという夢ができたのはすごく貴重ですし、世界大会、特にオリンピックの影響力は改めてすごいですね!
NORCECA主催のバレーボール大会🏐
カナダ代表のマー選手にとって、FIVBの傘下にあるNORCECA(北中米バレーボール連盟)主催の大会は切っても切れない関係だったと思います。
NORCECA主催の大会でインドアバレーの大会は下記2つですが、念のためまとめます。
①バレーボール北中米選手権(NORCECA選手権):
1969年の大会開始以来行われる、北米、中米、カリブ海の国が参加するシニアナショナルチームの公式戦。2年に1度。
②バレーボール・パンアメリカンカップ(通称:パンナムカップ):
2006年から開催されている、北米、中米、カリブ海のチームが参加する大会。
2010年以降はブラジルやアルゼンチンなどの南米(CSV)も加わっている。
※パンナムカップは2015年にマー選手が初めて代表選手として出場した大会です。
日本はどちらの大会も出場しないので、あまり聞きなれないですが、アメリカ大陸では存在感を発揮する大事な大会のはずです。
ネーションズリーグ2024 カナダファイナルリーグメンバーは誰?!
最後に、ファイナルラウンドで出場するだろうメンバーをまとめます。
カナダは初めてのファイナルラウンド出場。
マー選手を始め、レプキやシュワルツ選手ももちろん出場するので再度日本は気を引き締めて戦ってほしいです!
セッター:#2 Herr, #8 Walsh
アウトサイドヒッター: #4 Hoag, #5 Hofer, #7 Marr, #80 Leppky
ミドルブロッカー: #6 Demyanenko, #12 Van Berkel, #16 Schnitzer, #33 McCarthy
オポジット: #11 Wassenaar Ketrzynsk, #14 Szwarc
リベロ: #17 Barnes, #18 Lui
まとめ
今回はマー選手について主にまとめてみました。
バレーを始めたのは中学生のころからですが、カナダ代表の夢にまっすぐ進んできたマー選手。
エースとしてアメリカ大陸を始め、強豪のイタリアリーグにおいてもあらゆる大会で経験を積んできています。それだけにかなりメンタル的にも強い選手だと思いますね。
マー選手を筆頭にレベルが上がっているカナダ。
日本は今回こそ勝って実力を示したいですね!
📝ポーランドのウィルフレド・レオン選手についても深堀りしてみました。
ファイナルで勝ちあがったら当たる相手だと思いますし、パリ五輪でもありえますね。
読む価値ありです!
📝前回カナダ戦のときの記事もご参考まで!
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