VNL開始前のキューバの世界ランクは12位でした。
オリンピックには2016年以来出場していません。
しかし昨今のネーションズリーグでキューバの順位は年々上がってきており、
23年は13位、24年は9位。
そして今年も10位以内に入っており、第3週は熱戦中。
キューバVSフランス戦でも白熱しています。
ストレート負けした試合はなく、
20代の若い選手が活躍するキューバです。
大阪ブルテオンで活躍するミゲル・ロペス選手は
チームでなくてはならない存在ですが、
キューバの底力を体現しているようです。
これまでのキューバ男子チーム戦績:
第1週~2週で4勝
第3週はこれまで連勝で、ファイナルも見えてきた。
ポーランドへの勝利は大きい。
第1週
スロベニア 1-3 x
ブラジル 3-2 〇
ウクライナ 2-3 x
アメリカ 1-3 x
第2週
ドイツ 3-1 〇
セルビア 3-1 〇
オランダ 3-1 〇
アルゼンチン 2-3 x
第3週
ブルガリア 3-2 〇
ポーランド 3-1 〇
フランス 2-3 x →キューバは6勝で現在6位。
中国
今回ネーションズリーグ2025の各国代表メンバーをこちらにまとめました↓
キューバ男子バレー代表メンバーについてまとめます↓
2025年キューバ男子バレー代表メンバー
S=セッター
OH=アウトサイドヒッター
O=オポジット
MB=ミドルブロッカー
L=リベロ
キューバ男子バレー代表 ★第3週メンバー ※7月19日時点
ポジション | 背番号&選手名 | 日本語選手名 | 備考 |
---|---|---|---|
S | 8 Gomez | フリオ・ゴメス | 26歳 / 194cm / カルチット・バレー(スロベニア) |
S | 28 Thondike | クリスティアン・トンディケ | 24歳 / 195cm / イスタンブール・ゲンチリクSK(トルコ) |
OH | 2 Mergarejo | オスニエル・メルガレホ | 28歳 / 196cm / ディナモLO(ロシア) |
OH | 18 Lopez | ミゲル・ロペス | 28歳 / 190cm / 大阪ブルテオン(日本) |
OH | 22 J. Gutierrez | ホセ・グティエレス | 24歳 / 194cm / ピアチェンツァ(イタリア) |
OH | 23 Yant | マルロン・ヤント | 24歳 / 205cm / ゼニト・サンクトペテルブルク(ロシア) |
O | 1 Masso | ホセ・マッソ | 27歳 / 204cm / PAOKテッサロニキ(ギリシャ) |
O | 14 Bisset | ヨルダン・ビセット | 31歳 / 200cm / グルッポ・コンソリ・スフェルク・ブレシア(イタリアA2) |
MB | 5 Concepcion | ハビエル・コンセプシオン | 27歳 / 202cm / アクシュ・ベレディエスポル(トルコ) |
MB | 13 Simón | ロベルランディ・シモン | 38歳 / 208cm / ピアチェンツァ(イタリア) |
MB | 21 Alonso | ローミー・アロンソ | 28歳 / 203cm / ガラタサライ・イスタンブール(トルコ) |
MB | 25 Fiel | ダヴィド・フィエル | 32歳 / 206cm / クズバス・ケメロヴォ(ロシア) |
L | 15 Camino | ブライアン・カミノ | 22歳 / 190cm / OKアイ・ベント・マリボル(スロベニア) |
L | 20 Thiago | チアゴ・スアレス | 21歳 / 194cm / SCMザラウ(ルーマニア) |
監督 | Jesus Angel Cruz Lopez | ヘスス・アンヘル・クルス・ロペス |
注目①OH23番マルロン・ヤント
昨年VNL2024で最多得点だった選手が23番ヤント選手(24歳 / 205cm)。
今年も第1~2週チーム内最多得点です。
勝利したポーランド戦は最多得点の18点。
また、VNL全体でもベストスコアラーランキング2位で、躍動している若手選手です。
直近フランス戦もフランスはパリ五輪代表(シネニエズ、ルゴフやルアティ選手など)が第3週から出場しているにもかかわらずキューバはフランスを苦しませる展開になっています。
ポーランドにも勝利している強豪チームなので、
ファイナルに進んでもおかしくないチームです!
注目②OP1番ホセ・マッソ
1番ホセ・マッソ選手(27歳 / 204cm)はオポジット。
今年はとても躍動している選手です。
キューバが勝利したポーランド戦は15点で、ヤント選手に続く2番目得点源でした。
キューバは国内リーグがないそうです。
身体能力がずば抜けているキューバの選手が
自国で強化されればものすごい強いチームになりそうです。
キューバの経済状況が影響しているのか、
今回の代表選手は皆海外へ移籍しています。
余談ですが、ポーランドに帰化したウィルフレド・レオン選手が
もしキューバにいたらとても恐ろしいことになりそうですが
考える人はあまりいないでしょうか。
注目③OH18番ミゲル・ロペス
大阪ブルテオンで活躍する18番ミゲル・ロペス選手(28歳 / 190cm)はキューバのキャプテンを務めています。
昨年VNLではチーム内2番目の得点源でした。
今年もヤント選手の対角でチームを支えています。
24/25のSVリーグとアジアクラブ選手権共にベストアウトサイドヒッターに。
まとめ
2025年のネーションズリーグでキューバ男子バレーボール代表は第3週時点で好調を維持し、
ファイナル進出が見えてきています。
第1〜2週で4勝し、第3週も連勝中。
強豪ポーランドにも勝利し、
フランスとも熱戦を展開。
20代の若手が中心で勢いがあり、
特にOHマルロン・ヤント選手(24歳・205cm)はチーム最多得点を記録。
全体でも得点ランキング2位の活躍。
OPホセ・マッソ選手(27歳・204cm)も安定した得点力です。
OHミゲル・ロペス選手(28歳・190cm)もキャプテンとして得点源として活躍中。
直近2大会では13位→9位と順位を上げており、今年も10位以内を維持。
今大会、キューバの成長と勢いが際立っていますので
ファイナルへ進出するか第3週特に注目のチームです。
これによって、日本へも影響がありますが・・・。
どのチームも魅力的でおもしろいです。
コメント