フランス男子バレー代表メンバー2025ネーションズリーグ&世界選手権

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2025年のバレーボールシーズンが始まりました。

VNL2024とパリ五輪で世界一になったフランス男子代表チームは
2022年から指揮をとっているアンドレア・ジャーニ(Andrea Giani)監督の下で黄金期を迎えていますね。

ロス五輪を念頭に新たなシーズンに向けて始動しています。

2025年は、若手有望株とベテランの異なるMixによって世界最強の座を維持できるでしょうか。
順位は関係なく、若手の育成に注力していくでしょうか。

今回は、2025年5月末時点でのフランス代表フルメンバー詳細と、
注目選手/戦力について深堀りをしていきます。

フランスのチームについて”かなり細かく”記載してみましたので、
バレーの試合を観戦しながら楽しんでいただけると幸いです

2025年フランス代表メンバーと所属クラブ ※2025年5月末時点

ポジション背番号・選手名(英語)名前(カタカナ)身長 / 年齢所属クラブ(24/25)
S3 Tizi-Oualouティジ・ウアルー197cm / 19歳若手有望株?
トゥールコワン(フランス)→25/26ノルウィド(ポーランド)
S6 Toniuttiトニュッティ183cm / 35歳ヤストシェンブスキ・ヴェンギェル(ポーランド)
パリ五輪キャプテン。
やや小柄だが、豊富な経験・技術力
S11 Brizardブリザール196cm / 31歳ピアツェンツァ(イタリア)→25/26大阪ブルテオン?
※世界最高峰の長身セッター
S12 Chaboissantシャボワッサン189cm / 22歳パリ→25/26ポワティエ(フランス)
OH5 Strehlauストレルー199cm / 20歳トゥール(フランス)
OH9 Ngapethヌガペト194cm / 34歳
ポワティエ(フランス)/フーラッド・シージャン・イラニアン/ フェネルバフチェ(トルコ)
※パリ五輪MVP
※攻撃が多彩
OH15 Hennoマティス・エノ193cm / 20歳ショーモン(フランス)→25/26クプルム・スティロン・ゴジュフ(ポーランド)
※FIVB世界U19男子バレーボール選手権でフランスを初優勝+MVP(最優秀選手)ベストアウトサイドヒッター
OH17 Clevenotクレヴノ199cm / 30歳ジラート・バンクカルト(トルコ)※多彩な攻撃力やブロック力と豊富な国際経験
※VNLキャプテン
OH19 Louatiルアティ198cm / 33歳アセコ・レソヴィア(ポーランド)
※安定した攻撃力と豊富な国際経験
OH23 Carleティモテ・カール195cm / 29歳ヤストシェンブスキ・ヴェンギェル(ポーランド)→25/26WD名古屋?
OH30 Huetzユエッツ202cm / 24歳デューレン(ドイツ)
OH33 Pothronポトロン198cm / 23歳トゥール(フランス)
OH38 Feralフェラル197cm / 21歳トゥールーズ(フランス)
OH39 Canovasカノヴァス193cm / 22歳プレシ・ロバンソン(フランス)
OH40 Duflos-Rossiデュフロス・ロッシ198cm / 17歳トゥールーズ(フランス)将来の有望株
O4 Patryパトリ207cm / 28歳ガラタサライ イスタンブール(トルコ)
※国際経験豊富
O21 Faureフォール202cm / 25歳チステルナ(イタリア)
O32 Leonアンリ・レオン204cm / 21歳サン・ナゼール(フランス)→25/26ピアツェンツァ(イタリア)
23年サン・ナゼールクラブ史上初優勝。ダイナミックなプレーで頭角を現す。
MB1 Chinenyezeシネニエズ204cm / 27歳チヴィタノーヴァ(イタリア)↔フェネルバフチェ(トルコ)
MB14 Le Goffル・ゴフ206cm / 33歳モンペリエ(フランス)
※長年に渡るMBの司令塔
MB24 Gueyeグエイ198cm / 28歳ピアツェンツァ(イタリア)
MB25 Jouffroyジュフロワ202cm / 31歳シレプスク・マロフ・スヴァウキ(ポーランド)→25/26モンペリエ(フランス)
MB31 Seddikセディク210cm / 19歳モンペリエ(フランス)→25/26はピアツェンツァへ
MB35 Magninマニン200cm / 21歳ポワティエ(フランス)
MB42 Duthoitデュトワ200cm / 19歳トゥールーズ(フランス)
L2 Grebennikovグレベニコフ188cm / 34歳ゼニト・サンクトペテルブルク(ロシア)
L20 Diezディエズ183cm / 27歳パドヴァ(イタリア)
L37 Ramonラモン186cn / 24歳トゥール(フランス)
24/25ベストリベロ

ティリ選手やボワイエ選手が不在

◎日本代表ティリ監督の息子であり、
前回パリ五輪代表だったアウトサイドヒッターのケヴィン・ティリ選手(34歳/200cm)
今大会のメンバーには含まれていませんでした。

ティリ選手はポーランドのワルシャワに所属しています。

◎24/25はアセコ・レソヴィアに所属し、
25/26からSVリーグジェイテクトSTINGSに入団が決定した
オポジットのボイエ(ボワイエ)選手(29歳/196cm)も今大会はフランス代表メンバーに含まれていません。

※前年度も怪我の影響で代表にはなっていませんでした。

今後はどうなるでしょうか!?

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フランス若手注目選手

日本代表の監督でフランス人のティリ監督は今月日本のメディアにこのように答えていました。

「(日本)代表にとっては移行と再構築の年になる。
VNLでは、決勝ラウンドに進出して(若い)選手に経験を積んでもらいたい。
(第3週の)千葉大会には、最良のメンバーで臨みたい」

日本代表が、若手の選抜も含めて再構築が行われるように、
フランス代表も、若手をたくさん選抜していますので、
同様に移行と再構築が行われると思います。

パリ五輪で主力だった
Sブリザール選手、
OHヌガペト選手、
OHルアティ選手、
MBルゴフ選手、
Lクルベニコフ選手
はオポジットの28歳パトリ選手を除いて30代でした。
将来的に体力の問題もでてくるでしょう。

ロスオリンピックでもまだまだ活躍できる年齢ではありますが、
次の世代の成長も急務ではありそうです。

セッター3番ティジ・ウアルー選手はNextブリザール?

セッター22番シャボワッサン選手(22歳/189cm)とティジ・ウアルー選手(19歳/197cm)も東京五輪やパリ五輪の代表メンバーの中にも入っていた選手です。

特にティジ・ウアルー選手はまだ19歳ですが、
24年の欧州U22チャンピオンシップ(22歳以下の大会)や、
欧州ジュニアチャンピオンシップでMVPを獲得しています。

次に紹介するエノ選手等と同じチームでした。

若手有望株の一人でNextブリザールかもしれません。

アウトサイドヒッター15番マティス・エノはNEXTヌガペト?!

アウトサイドヒッター15番マティス・エノ選手(20歳)も将来の有望株の一人ではないでしょうか。
身長約195cmのアウトサイドヒッターで、Nextヌガペトとして注目できそうです。

FIVB U19男子バレーボール世界選手権では、フランスを初優勝に導きました。
大会のMVP(最優秀選手)そしてベストアウトサイドヒッター賞を獲得
しています。

兄のヒリル・エノ選手も直近アメリカの大学リーグ(NCAA)で
Irvine大学に所属しエースとして大活躍しました。

25/26は、ヒリル選手はあのウィルフレド・レオン選手のいるルブリン(ポーランド)に入団が決定しているそうですよ。

今回兄ヒリル選手は代表メンバーに入っていませんが、
将来のフランス代表を盛り上げてくれそうな兄弟です。

フランスは、アウトサイドヒッターの選手層が厚いなぁ。
ヌガペト選手、クレブノ選手、
ルアティー選手にカール選手。
誰でもすぐに結果を出せるベテラン勢から、
最年少は17歳デュフロス・ロッシ選手↓までいる!

OH40番 デュフロス・ロッシ(最年少選手)はNEXTクレブノ?

アウトサイドヒッター40番デュフロス・ロッシ選手(17歳)も、ユースにて成績を残していますので書き留めておきます。今後が楽しみな選手です。

デュフロス・ロッシ選手も、
17番クレブノ王子(いや、選手でした)のように美形のお顔立ちです

そういった意味でも、NEXTクレブノ!?とさせていただきました。(独断と偏見)

オポジット32番アンリ・レオンはNextパトリ?

オポジットの若手選手の注目株の一人に32番アンリ・レオン選手(21歳/204cm)がいます

2023-2024年シーズンにサン・ナゼールに所属し、フランス男子トップリーグを制覇。
チームはレギュラーシーズンで7位でしたが、
決勝でトゥールを破り、同クラブ史上初の優勝を果たしています

また、24/25では、欧州チャンピオンズリーグのプールDで、
ペルージャとハルクバンク・アンカラに次ぐ3位でグループを終えました。

アンリ・レオン選手は、オポジットとして3試合で46ポイントを獲得。

将来のフランス代表を担うオポジットのエース候補・Nextパトリかもしれません。

ミドルブロッカー31番セディクはNextルゴフ?

ミドルブロッカーの31番セディク選手(19歳/210cm)もその恵まれた長身で将来的にはフランス代表の主力候補になるのではないでしょうか。

すでに昨年のVNLでも頭角を現していました。

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VNL第1週代表メンバーはやはり若手中心


★6月11日追記:VNL第1週代表メンバーはやはり若手中心

(参考)昨年度パリ五輪フランス男子バレー代表メンバー:

24/25マルマラ スパイクリーグ(フランス男子トップリーグ)総合ランキング

フランス男子バレーの最高峰のリーグを『マルマラ スパイクリーグ』
又はMarmara SpikeLigueと言います。

日本の最高峰リーグ『SVリーグ』のようなものと考えていただいていいと思います。

フランスの選手、特に若手がフランスリーグにたくさん所属していますので、
24/25の結果を参考までに載せます。

24/25マルマラスパイクリーグ総合ランキング:

※総合ランキング=レギュラーシーズンとプレイオフの結果を総合した最終順位

順位チーム名(英語)チーム名(日本語)
※()内レギュラーシーズン順位
1Toursトゥール (4)
2Montpellierモンペリエ (1)
3Chaumontショーモン (2)
4Tourcoingトゥールコワン (3)
5Niceニース (5)
6Poitiers (Arterna SPVB)ポワティエ (6) 
※プレイオフでは2位
※24/25ヌガペト選手所属
7Toulouseトゥールーズ (7)
8AS CannesAS カンヌ (8)
9Parisパリ (9)
10Sèteセート (10)
11Narbonneナルボン (11)
12St-Nazaireサン=ナゼール (12)
13Plessis-Robinsonプレシ=ロバンソン (13)

まとめ

2025年のフランス男子バレーボール代表は、パリ五輪とVNL2024での優勝を経て、アンドレア・ジャーニ監督のもとで黄金期を迎えています。

新シーズンでは若手とベテランの融合が鍵で、
育成と世代交代を意識した構成となっているように思います。

注目は、次世代の司令塔候補セッターのティジ・ウアルー選手(19歳)や、
U19世界選手権MVPのアウトサイドヒッター、マティス・エノ選手(20歳)などの若手有望株です。
兄のヒリル・エノ選手は今回代表からは外れていますが、追っていきたい点です。

また、オポジットのアンリ・レオン選手(21歳)、ミドルブロッカーのセディク選手(19歳)なども次代を担う存在として期待されています。

一方、パリ五輪で活躍したヌガペト選手、ルアティ選手、ブリザール選手、ル・ゴフ選手などベテラン勢も多く在籍しており、経験と若さのバランスが取れているフランスチーム。

ボワイエ選手やティリ選手も気になるところです。

今後、2028年ロサンゼルス五輪を見据えた体制整備が進む中、さらなる進化が注目されますね。

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📝ヌガペト選手についての過去記事↓

📝2025年その他の国男子バレー代表メンバーフルリスト:

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