ネーションズリーグ2025第1週のポーランド戦が昨日行われました。
本日はセルビア戦!
惜しくも日本はポーランドに1-3で負けてしまいましたが、
4セット目で相手もミスを頻発するほど苦しんでいましたね。
すごい闘いでした!
石川選手、西田選手、高橋選手が不在の中、
全く異なるチーム編成で躍動していました。
甲斐選手や高橋けいはん選手がまだ大学生なのが信じられないほど堂々としてました。
相手のグルビッチ監督が試合後のインタビューで、
『日本はテクニカル的には強い、フィジカルは改善の余地がある。
(日本チームが)聞いていないといいが。。。』といったような、
大切なことを言っていましたね。
確かに相手選手はかなり鍛えられていて、ブロックやスパイクが力強いです。
これから日本の選手は高度な技術面を維持しつつ、
海外選手のようにフィジカル的に強くなれるかがほんとに鍵かもしれません。
悪い流れを断ち切るときには、力づくで決め切ってくれる選手も必要です!
いずれにしても、選手層がかなり大きくなった日本バレー。
とてもおもしろかったです!
スロベニア、セルビア、ブルガリアは東南ヨーロッパの国々。
ネーションズリーグ2025に登場します。
スロベニアは2025年5月末時点(VNL開始前時点)での世界ランク4位。
男子バレー世界ランク参考(25年5月末時点):
1位ポーランド
2位フランス
3位アメリカ
4位スロベニア
5位イタリア
6位日本
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・
10位セルビア
・
・
・
19位ブルガリア
世界ランクはちがえど、
どの国もネーションズリーグ2025&世界選手権で注目したい選手がいます!
一気にまとめます↓
強豪スロベニア代表メンバー(ネーションズリーグ2025 第1週)
ポジション | 選手名 |
---|---|
セッター (S) | 9 ヴィンチッチ(Vinčic) 3 プラニンシチュ(Planinšič)前リザーブ |
オポジット (OP) | 1 シュテルン(Štern)★エース 20 ムヤノヴィッチ(Mujanović)20歳/206cm |
ミドルブロッカー (MB) | 4 コザメルニク(Kozamernik) シュタレカル(Štalekar) 22 クルジチ(Janž Janez Kržič)21歳 23 クルジチ(Jošt Kržič)19歳 |
アウトサイドヒッター (OH) | 17 ウルナウト(Urnaut) 19 モジチ(Možič)23歳/200cm ★VNLキューバ戦最多得点 シュテルン(Štern) ブラチュコ(Bračko)21歳 マロフト(Marovt)20歳 |
リベロ (L) | オクログリチュ(Okroglič) 13 コヴァチッチ(Kovacić) |
#1 トンチェク・シュテルン
スロベニアの注目選手の一人は、オポジットでエースの1番シュテルン選手(29歳/200cm)。
2024年のVNLでは、日本がスロベニアに勝ったものの、
このシュテルン選手には苦しめられたのが記憶に新しいところです。
オポジットに名を連ねる二十歳の20番ムヤノヴィッチ選手(20歳/206cm)も出場があるかもしれませんね。
スロベニアは、シュテルン選手にどうしても負荷がかかるイメージがあります。
変わってあげてほしい!と思うことが多々あり。
第1週はムヤノヴィッチ選手も出てくるのではないでしょうか。
#4 コザメルニク
ミドルブロッカーの4番コザメルニク選手(29歳/204cm)も注目の一人です。
24/25イタリアリーグで優勝をしたトレンティーノ所属。
25/26は東京グレートベアーズに入団予定だとか…!
#17 ウルナウト
アウトサイドヒッターの17番ウルナウト選手は言わずもがな。
SVリーグに所属していて、選手から熱い信頼を得ていましたね。
パワフルで人格者。
36歳の選手なのでLAオリンピックの出場も、
ドイツのクロゼル選手のようにまだいける。
Nextウルナウトにも注目したいです。
パリ五輪メンバーのOHチェブリ選手が不在。若手モジチ選手などがOH主力候補?!
アウトサイドヒッターのチェブリ(Čebulj)選手は、
30代半ばのパリ五輪でシュテルン選手の次の得点源でした。
代表不在が気になるところです。
ロスオリンピックに向けて、
ウルナウト選手やチェブリ選手に代わるアウトサイドヒッターのスタメン争いが見どころになるかもしれません。
23歳のモジチ選手や、ブラチュコ選手、マロフト選手などに注目です。
→6/13追記:VNL2025初戦のキューバ戦はモジチ選手が25ptとチーム最多得点でした。
(参考)パリ五輪メンバー
セルビア代表メンバー(ネーションズリーグ2025 第1週)
監督はゲオルゲ•クレトゥ(元ルーマニア代表のミドル)
ポジション | 選手名 |
---|---|
セッター (S) | 9 ヨヴォヴィッチ(Jovović)33歳/197cm 21 トドロヴィッチ(Todorović)27歳/190cm/VNL第一週日本戦のセッター |
オポジット (OP) | 16 ルブリッチ(Luburić)31歳/202cm ★エース フェネルバフチェ(トルコ)→25/26ゼニタカザン(ロシア)※過去JTサンダーズにも所属 1 ニコリッチ(Nikolić)23歳/206cm 24 クルピナツ(Kulpinac)17歳/200cm/パリ五輪リザーブ |
ミドルブロッカー (MB) | 29 ネデリコヴィッチ(Nedeljković)27歳/205cm 15 ネマニャ・マシュロヴィッチ(Mašulović N.)29歳/205cm 弟のヴェリコと兄弟で代表入り 25 コケザ(Kokeza)21歳/205cm 13 ガヨヴィッチ(Gajović) |
アウトサイドヒッター (OH) | 8 イヴォヴィッチ(Ivović)34歳/194cm キャプテン ★エース 12 ペリッチ(Perić)26歳/207cm 4 ヴェリコ・マシュロヴィッチ(Mašulović V.)22歳/198cm ★注目の若手/兄のネマニャと兄弟で代表入り/サウスポー 22 ブルボリッチ(Brborić)18歳 |
リベロ (L) | 6 リスティッチ(Ristić) 7 ネギッチ(Negić) |
エースは8番イヴォヴィッチとルブリッチ
アウトサイドヒッター8番イヴォヴィッチ選手(34歳/194cm)はパリ五輪でチーム最多得点者。
24/25はロシアのロコモティフ・ノヴォシビルスクに所属していました。
オポジットの16番ルブリッチ選手(31歳/202cm)は パリ五輪3番目の得点源。
この2名はネーションズリーグ直近の第1週目トルコ・中国戦でもチーム最多得点選手です。
イヴォヴィッチ選手が28点、ルブリッチ選手は最多の30点です。
ちなみに、パリ五輪2番目の得点源はというと今回代表入りしていませんでした↓
オポジットのアタナシエビッチは不在?
オポジットのアタナシエビッチ選手(33歳/200cm)は今回代表不在。
2012年のロンドン五輪に出場した選手で、2011年および2019年には欧州選手権で優勝しています。2024年のパリ五輪では2番目の得点源。
セルビア注目の若手選手は4番マシュロヴィッチ選手!?
アウトサイドヒッターの4番ヴェリコ・マシュロヴィッチ選手(Veljko Mašulović/22歳/198cm)は、
注目の若手選手の1人です。
ヴェリコ・マシュロヴィッチ選手は、トルコ・中国戦でチーム3番目の得点源でした。
セルビアのリーグに所属していましたが、24/25からイタリアのパドヴァに所属しています。
また、登録メンバーに2名マシュロヴィッチ選手がいますが兄弟です。
OHは弟の4番ヴェリコ・マシュロヴィッチ。
MBは兄の15番ネマニャ・マシュロヴィッチ。
兄のネマニャ選手は、パリ五輪のリザーブ選手でした。
セルビアは、世界ランク10位ですが、油断できない相手です。
ブルガリア代表メンバー(ネーションズリーグ2025 第1週)
ポジション | 選手名 |
---|---|
セッター (S) | ニコロフ(Moni Nikolov)、パレフ(Palev) |
オポジット (OP) | アントフ(Antov) |
ミドルブロッカー (MB) | ナチェフ(Nachev)、ペトコフ(Petkov)、ゲオルギエフ(Georgiev)、ペトコフ(Petkov) |
アウトサイドヒッター (OH) | カリャギン(Karyagin)、ニコロフ(Alex Nikolov)、アタナソフ(Atanasov)、アスパルホフ(Asparuhov)、タタロフ(Tatarov)、ジェレフ(Zhelev) |
リベロ (L) | ボジロフ(Bozhilov) |
#1 シメオン・ニコロフ(Moni Nikolov)
セッター1番ニコロフ選手はアメリカのロングビーチ大学のチームに所属していました。
ニコロフ選手は、つい最近アメリカのNCAAの全米大学選手権でロングビーチ大が
UCLAを下して優勝したときのセッターです。
現在の代表の番号と同様、背番号1番でした。
わずか18歳。
25/26にはロシアのロコモティフ・ノヴォシビルスクでプレーすることが決まっているそうです。
※ちなみに、同じロングビーチ大のアウトサイドヒッター30番カンデヴ選手も、
ブルガリアの代表に選ばれています。
第一週には出てこないものの、
米大リーグの首位に輝くほどの若手選手の台頭によって、
ブルガリアも強豪国になる日が近い!?
かもしれませんね。
また、アウトサイドヒッターのAlex NikolovとセッターMoni Nikolovは兄弟。
アレックス ニコロフ選手もロングビーチ大→チヴィタノーバ所属のエリート。
この兄弟がブルガリアの変革を起こすかもしれません。
※ブルガリアのブレンギーニ監督が、加トちゃん(加藤茶さん)に見えるのは筆者だけでしょうか。。!
まとめ
スロベニア、セルビア、ブルガリアは東南ヨーロッパに位置する近隣国ですので今回一緒にまとめさせていただきました。
2025年5月末時点の男子バレー世界ランクでは、
スロベニアが4位、
セルビアが10位、
ブルガリアが19位と実力に差はあるものの、
各国に注目選手が揃っています。
スロベニアは、
パリ五輪でも活躍したエースの#1シュテルン選手や、
ウルナウト選手を中心に活躍が期待される一方、
若手のムヤノヴィッチ選手やモジチ選手などの活躍も注目です。
パリ五輪で活躍したチェブリ選手が不在なのが気になるところです。
セルビアは、
#8イヴォヴィッチ選手が得点源となりそうです。
パリ五輪2番手得点源だったアタナシエビッチは今回不在。
ブルガリアは、
18歳のセッター#1ニコロフ選手が注目株。
米大学リーグでの活躍を経てロシアのクラブチームに移籍予定。
どの国でも若手選手の世代交代が今年は見られそうです!
2025年その他の国男子バレー代表メンバーフルリスト:
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