ウクライナ女子バレーと言えば、直近欧州ゴールデンリーグ2025で優勝し、
VNL2026に出場することが決定したチームです。
一足先にネーションズリーグに出場したウクライナ男子も強かったですが、
ウクライナ女子もヨーロッパで頭角を現しているようです。
世界選手権では日本と同組になるので注目です!
ウクライナ女子世界選手権2025戦績:
セルビア
カメルーン
日本
ウクライナ女子チーム概要
- FIVB世界ランキング:2025年8月時点(世界選手権直前)で16位。
- 2025年世界選手権(8月22日開幕、タイ開催)に出場。1994年に1度出場した以来久しぶりの出場。
日本、セルビア、カメルーンと同じグループで戦います。
※オリンピックの出場は90年代以降なし。 - 欧州ゴールデンリーグ2025で優勝– ハンガリーを下し優勝。
- 2026年ネーションズリーグ(VNL)に初出場決定– ウクライナ女子バレー史上初めての快挙。
25年VNL最下位で降格した韓国女子チームの代わりに、26年VNLはウクライナが出場決定。
📝2025年直近ネーションズリーグの各国女子バレー代表メンバーはこちらにまとめました↓
2025年ウクライナ女子バレー代表メンバー※2025年8月14日時点
上述のとおり、ウクライナ女子は1994年の世界選手権出場以来、
久しぶりの世界選手権復帰です。
唯一出場した1994年当時は9位。
今大会では世界ランクにより出場権を獲得しているチームです。
ポジション | 背番号&選手名 | 日本語選手名 | 備考 |
---|---|---|---|
セッター | 9 Parfonova | パルフォノバ | 26歳/182cm |
14 Sharhorodska | シャルホロツカ | 23歳/182cm ヨーロピアン・ゴールデンリーグ2025大会MVP/Zhetysu(カザフスタン)所属/24/25アジアクラブ選手権ベストセッター/24/25カザフスタンスーパーカップMVP | |
アウトサイドヒッター | 1 Milenko | ミレンコ | 26歳/180cm/23/24からトルコ→25/26ルーマニアリーグへ ※直近セルビア戦でチーム内2番目得点源のサウスポー |
21歳/180cm/24/25から18番双子の姉妹と初の国外リーグに | |||
12 Nudha | ヌダ | 22歳/178cm/23/24からトルコリーグ所属 | |
30歳/182cm/22/23フランス→23/24からカザフスタンリーグへ | |||
18 Mariia Kaplanska | カプランスカ | 21歳/180cm/24/25から11番双子の姉妹と初の国外リーグに | |
オポジット | 19 Artyshuk | アルティシュク | 24歳/190cm ヨーロピアン・ゴールデンリーグ2025大会ベストサーバー/25/26からドイツリーグ1位SSC Palmberg Schwerinへ移籍 ※直近セルビア戦でチーム内ベストスコアラー |
23 Pavlyk | パヴリク | 19歳/180cm | |
24 Kraiduba | クライドゥバ | 30歳/194cm/ロシアやポーランド、イタリアなど国外経験豊富。25/26はギリシャリーグへ | |
ミドルブロッカー | 2 Meliushkyna | メリウシュキナ | 29歳/190cm 20/21ウクライナリーグMVP/23/24ベストミドルブロッカー/25/26 Beşiktaş(トルコ)へ移籍 |
7 Dorsman | ドルスマン | 31歳/184cm/24/25からポーランド。ロシアやアゼルバイジャンなどにも所属経験あり。 | |
8 Herasymchuk | ヘラシムチュク | 19歳/185cm チーム最年少 | |
24歳/190cm/ルーマニア | |||
26 Kotar | コタル | 24歳/190cm ヨーロピアン・ゴールデンリーグ2025大会ベストブロッカー/Volley Club Marcq-en-Barœul→25/26 Volley Mulhouse Alsace(フランス) | |
リベロ | 4 Lutsenko | ルツェンコ | 22歳/176cm/25/26ポーランド |
6 Niemtseva | ニエムツェワ | 27歳/165cm 23/24ウクライナスーパーカップMVP/ 24/25ウクライナスーパーカップベストリベロ/25/26ポーランド | |
監督 | Jakub Gluszak | ヤクブ・グルシャク | ポーランド出身 |
注目は14番シャルホロツカ
セッター14番シャルホロツカ選手(23歳/182cm)は、
ヨーロピアン・ゴールデンリーグ2025大会MVPを獲得している注目のセッターです。
また、カザフスタンのリーグで、
ベストセッターやMVPにも選出されています。
さらに、シャルホロツカ選手が所属するジェティスは、
歴代最多優勝経験のあるチームで、24/25も優勝しています。
カザフスタンは中央アジアにあり、ロシアに隣接する国。
バレーボールのイメージがあまりないかもしれませんが、
2025年のアジア女子チャンピオンズリーグ(AVC)では、
カザフスタンのジェティスが優勝しています。
その結果、2025年のFIVB女子クラブ世界選手権への出場権を獲得しています。 ※2024年AVCで優勝したのはNEC川崎ですが、 2025年は辞退しています。理由は、SVリーグのプレーオフの日程と重なったのが理由です、、、残念無念。。。悔しい。世界経験は大切なはずです。
話を戻すと、カザフスタンリーグには、カザフスタン人が多数ですが、
ロシアやウクライナ、セルビア、ブルガリアなどの選手もいるリーグです!
ウクライナ女子代表チームのほとんどは国外のクラブチームで活躍しているようですが、
ウクライナの国内リーグで活躍する選手も。
まとめ
ウクライナ女子チームは、
1994年以来となる世界選手権(2025年タイ開催)に出場。
直近の欧州ゴールデンリーグ2025で初優勝を果たし、
2026年には女子として史上初めてネーションズリーグ(VNL)に出場予定。
これは、2025年VNLで最下位となった韓国に代わっての出場となります。
代表メンバーは国外クラブ所属が多く、経験豊富な選手が揃っているようです。
特にセッターのシャルホロツカ選手(23歳/182cm)は
ゴールデンリーグ2025のMVPを獲得しており注目株。
また、オポジットのアルティシュク選手はベストサーバーに輝き、
ミドルのコタル選手もベストブロッカーを獲得していて
どのポジションもポテンシャルが高い選手が揃う若いチーム。
監督はポーランド出身のヤクブ・グルシャク監督。
総じてヨーロッパで着実に力をつけていて、
世界の舞台での躍進も男子バレーと同様注目です!
日本もがんばれ!!
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