トルコ女子代表は世界バレー(世界選手権)2025のPoolフェーズでどのセットも落とすことなく勝ち進んでいます。
決勝トーナメントの第1戦はカナダ戦。
Poolフェーズでストレート勝ちした相手です。
カナダはバンライク選手が不在でベストメンバーではないので、
底堅くトルコが勝ち上がっていくのではないでしょうか。
とくに世界バレーではVNLで欠場していたあのトルコ代表選手が戻ってきました。
女子バレー世界バレー日程&各国戦績は下記にまとめていますので参考にしてください!↓
下記より世界選手権2025のトルコ女子代表チームについてまとめています↓
トルコ女子バレー代表メンバー ※2025年9月1日現在
ポジション | 背番号&選手名 | 選手名(カタカナ) | 備考 |
---|---|---|---|
セッター | 3 Özbay | オズバイ | 28歳/179cm バクフバンク所属で 24/25トルコリーグMVP/パリ五輪代表 |
12 E. Şahin | E. シャヒン | 24歳/184cm Eczacıbaşı Dynavit所属/パリ五輪代表主力セッター | |
アウトサイドヒッター | 7 Baladın | バラドゥン | 28歳/187cm Eczacıbaşı Dynavit→25/26フェネルバフチェ/ パリ五輪代表 |
11 Cebecioğlu | ジェベジオール | 24歳/181cm バクフバンク所属/ パリ五輪代表 ※23/24はKUROBEアクアフェアリーズ | |
20 Yaprak Erkek | ヤプラク | 23歳/182cm Eczacıbaşı Dynavit所属 | |
22 Aydın | アイドゥン | 25歳/179cm ガラダサライ所属/ パリ五輪代表 | |
99 Karakurt | カラクルト | 25歳/195cm Eczacıbaşı Dynavit所属/パリ五輪代表 | |
オポジット | 4 Vargas | バルガス | 25歳/194cm フェネルバフチェ所属/ パリ五輪代表&パリ五輪ベストスコアラー |
ミドルブロッカー | 8 Kisal | ジャック=キサル | 31歳/195cm Eczacıbaşı Dynavit所属 |
14 Erdem | エルデム | 38歳/188cm キャプテン/フェネルバフチェ所属/パリ五輪代表チーム内2番目得点源 | |
18 Güneş | ギュネシュ | 26歳/198cm バクフバンク所属/ パリ五輪代表主力ミドル | |
19 Kalaç | カラチ | 29歳/185cm フェネルバフチェ所属/パリ五輪代表 | |
リベロ | 1 Örge | オルゲ | 32歳/172cm フェネルバフチェ所属/ パリ五輪代表主力リベロ |
23 Yatgın | アカルチェシュメ | 25歳/170cm ガラダサライ所属 | |
監督 | Daniele Santarelli | ダニエレ・サンタレッリ | トルコ女子代表監督&イモコ・コネリアーノ監督 |
エルデム
今回決勝トーナメントのトルコチームで一番注目したいのが、
キャプテンでミドルブロッカーのエルデム選手(38歳/188cm)。
パリオリンピックでも、バルガス選手に続いてチーム内ベストスコアラーでした。
また、今回世界バレーのカナダ戦に久しぶり出場すると、
チーム内2番目得点源となり絶大な信頼があることがわかりました。
センターの攻撃力と守備力が格段に上がるので、
オポジットのバルガス選手やアウトサイドヒッター陣も攻撃幅が広がると思います。
同じミドルブロッカーのギュネシュ選手やカラチ選手も安定の守備力です。
エルデム選手は、元韓国代表エースのキム・ヨンギョン選手が声をかけ結成した
『KYK世界オールスターズ』のチームにも招へいされ、2度目の今年2025年に出場していました。来年もあるでしょうか・・・!
バルガス
オポジットのバルガス選手はネーションズリーグ2025には第1週を除いて早めの復帰をし、
現在の世界バレーに至るまでチーム内ベストスコアラーでチームを支えています。
VNLの途中不調が続いたのか、
第3週は第1週に活躍したオポジットのカルタシュ選手もメンバー入りしていましたが、
今大会ではバルガス選手の登録のみです。
負担は大きいと思いますが、
絶大な信頼を得ているオポジットということでしょうか。
オポジット1名のみの登録は別のチームを見てもレアですので、
体調に気を付けて頑張ってほしいです!
セッター- オズバイ & シャヒン
セッターのポジションについても注目したい点です。
パリオリンピックでは、シャヒン選手(24歳/184cm)がメインセッターとして活躍していましたが、
直前のネーションズリーグではオズバイ選手(28歳/179cm)も後半から今回の世界バレーもスタメンとしても活躍。オズバイ選手は24/25トルコリーグではMVPを獲得しています。
どちらも、いい選手だと思いますので
今大会ではこのオズバイ選手かシャヒン選手の両者がどのように起用されるかとても気になる点です。
直近のスロベニア戦では、シャヒン選手やバラドゥン選手が途中交代で入って1セット目の流れが変わました。
3セット目の勝負所でも、シャヒン選手やバラドゥン選手は安心感がありました。最後はエルデム選手のエースで勝利しています。
勝負の分かれ目で、シャヒン選手やバラドゥン選手、エルデム選手の勝負強さが際立つ試合でした!
OH- カラクルト&ヤプラクはスタメン?バラドゥン・ジェベジオール・アイドゥンも注目したい
世界バレーのPoolフェーズでは、
カラクルト選手やヤプラク選手がスタメンとして活躍していました。
バラドゥン選手やジェベジオール選手は途中交代で出場していますが力のある選手です。
そして美人。
もう1名アイドゥン選手もパリ五輪代表に選ばれた選手。
VNLでは出場していなかったのですが、
ミドルのエルデム選手のように世界バレーで戻ってきているので注目したい選手です。
リベロ- オルゲ&アカルチェシュメ
現在の主力リベロはパリ五輪やネーションズリーグ2025でも活躍しているオルゲ選手です。
若手のアカルチェシュメ選手も直近カナダ戦で出場しています。
ダニエレ・サンタレッリ監督
ダニエレ・サンタレッリ監督(44歳/イタリア出身)は、
2023年からトルコ代表監督を担っています。
それだけではなく17/18シーズンから現在セッター関選手が所属する
イモコ・コネリアーノの監督もしています。
24/25もヨーロッパの各大会(欧州選手権、イタリアセリエAなど)や
クラブ世界選手権でも優勝に導いている世界を牽引する監督。
トルコ代表監督では、熱くなって選手にげきを飛ばしているときもありますが、
プライベートはどうなのでしょうか。
サンタレッリ監督は、イタリア代表No.1リベロのディナンジェーロ選手と結婚されています。
ディナンジェーロ選手といえば、VNL2025でリベロ初のMVPを獲得した選手です。
パリオリンピックでは、サンタレッリ監督率いるトルコ代表は惜しくも4位。
ディナンジェーロ選手がイタリア代表で金メダルを獲得したときは複雑な思いだったそうです。
しかし、サンタレッリ監督はディナンジェーロ選手のことを選手としても、個人としてもとてもリスペクトしていることが伺えますので、いい関係なのではないかと思います。
ちなみに、サンタレッリ監督は小柄な体格ですが、
過去イタリアのクラブチームでは”リベロ”の選手だったそうです。
世界を牽引する監督ですが、
偉ぶることなくとても控えめにみえますよね。
まとめ
トルコ女子代表は世界バレー2025でプール戦を全勝ストレートで突破し、
決勝T初戦ではカナダと対戦します。
カナダは主力バンライク選手不在のため、トルコが有利とみられます。
注目は復帰した主将エルデム選手(38歳)で、
カナダ戦でもチーム2番手得点源となり攻守で存在感を示しています。
バルガス選手(OP)は唯一のオポジット登録で絶大な信頼を得ており、
攻撃の軸として活躍中。
セッターはオズバイ選手とシャヒン選手の起用法が注目点です。
OH陣ではカラクルト選手やヤプラク選手がスタメンで活躍し、
バラドゥン選手やジェベジオール選手らも控える豪華メンバーです。
リベロは経験豊富なオルゲ選手が主力で若手アカルチェシュメ選手も出場機会を得ています。
監督は世界的名将サンタレッリ監督で、クラブと代表の両面で実績を誇り、
選手からの信頼も厚い存在。
トルコ女子チームから目が離せないファンは多いのではないでしょうか!
日本はこのまま決勝トーナメントに進むとアメリカかトルコのどちらかに当たります。
がんばれトルコ!
がんばれ日本!
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