こんにちは！
トルコ女子バレーは数年前までこんなに有名ではなかったような気がします。
実際にトルコ女子のオリンピック初出場は、
2012年のロンドンオリンピックでしたが、決勝ラウンドには進んでいません。
しかし、東京五輪では準々決勝に進んで5位と大躍進。
また、近年魅力的な選手が続々でてきていて世界ランクも上昇していますよね。
ネーションズリーグ2024が始まる前は世界ランク1位で実力が確実に上昇しています。
日本女子はNL2024でトルコを破りましたが、
実力も拮抗しているため、
どのチームもメダルを獲得する勢いもあって、
パリオリンピックではどうなるかほんとにわかりませんね。
バレーボールをもっと楽しむために、
元バレー部の筆者がNL2024で特に気になった選手をピックアップしてご紹介します。
また、トルコ代表メンバーも共有しておきます！
#4 バルガス
オポジットの4番バルガス選手（24歳/194cm) はキューバ出身でトルコ市民になり、
23年からトルコ代表としてプレーしています。
今年のネーションズリーグ2024でも予選ラウンドではベストスコアラーランク1で、
どの国のどの選手よりも得点をかせいだ選手です。すごいです。
2016年からトルコのチームの一員として世界大会に出場すると、
チームを優勝に導きMVPも獲得しています。
そのあとも各世界大会は存在感を見せつけていますね。
筆者が思うに、バルガス選手の魅力は、
そのパワフルなスパイクやサーブだけではなくて、
クールで絶対的なエースの風格がありながらも、
良い意味での異質さや、サービス精神とか、
たまに見せる試合中のお茶目さかなと思いますね。
それに、ショートヘアでスタイル抜群、
部活の時の女子バレーのエースのような、
チーム内でも一目置かれるあの感じと似ている！
トルコも強いので決勝ラウンドでは最後まで当たってほしくない一方で、
バルガス選手が見たいし応援したい！
と思ってしまう筆者でした。
#99 カラクルト＆ #7 バラドゥン
アウトサイドヒッターの99番カラクルト選手（24歳/195cm) もバルガス選手と同い年で頼りがいのあるエース。
もともとはオポジットの選手でしたが、
おそらく戦略的な理由でアウトサイドヒッターに変更。
バルガス選手の次の得点源の選手です。
バルガス選手はオポジットでカラクルト選手がアウトサイドヒッターと同じ前衛にきたときはものすごく手ごわい相手になりますね。
左の首元には黒い狼のタトゥーが掘られていますが、
強さとたくましさを表現しているようです。
カラクルト選手のニックネームは「ブラックウルフ」だそうです。
アウトサイドヒッターの7番バラドゥン選手（26歳/187cm) もSNSでとても人気な選手ですよね。
ユースの時は、ミドルブロッカーにもなっていて、
オポジットも経験して、
守備もうまいので攻守ともに注目の選手です！
＃18 ギュネシュ
ミドルブロッカーの18番ギュネシュ選手（25歳/198cm) はNL2024にあまり出場しておらず、
日本戦にも出ていなかったのですが、
ムードメーカー的な存在なのでこの方が躍動するとこわいですね。
SNSのフォロワー数はどの選手よりも多く、
その人気は国外にも及びますよね。
誰もが認める「美女」で若手インフルエンサーであり、
美しさとアスリートの強さとを兼ね備えたかっこいい選手です。
パリオリンピックでトルコとの一戦があったときには、
今度こそ躍動するギュネシュ選手が見たいですよね。
そのためには、日本もベストで行きたいですね。
トルコのパリオリンピック代表メンバー
トルコは、今回3回目のオリンピック出場です。
オポジットがバルガス選手だけですが、
変えがきかないのは少し心配ではありますね。
（他のチームもオポジット1人登録というのはあるようですが。）
セッター
- #3 オズバイ (27歳・179cm)
- #12 E. シャヒン (23歳/184cm)
※セット成功率現在大会ナンバーワン（49.7%）
アウトサイドヒッター
- #7 バラドゥン (26歳/187cm)
※パリ予選ではチーム2番目得点源（8/6時点） - #9 ディケン(30歳/182cm)
※準々決勝の4セット目ではディケンのスパイクとサーブで巻き返せそうなほどの活躍 (2024/8/6) - #11 ジェベジオール (23歳/181cm)
- #22 アイドゥン (24歳/179cm)
- #99 カラクルト (24歳/195cm)
オポジット
- #4 バルガス(24歳/194cm)
※パリ五輪予選でも１試合残してすでに大会ベストスコアラー。
※パリ五輪準々決勝中国戦では42ポイントも獲得。
ミドルブロッカー
- #14 エルデム（キャプテン/37歳/188cm）
※パリ予選では、チーム3番目の得点源（8/6)。 - #18 ギュネシュ (25歳/198cm) 本来は得点源のギュネシュ選手は、
※怪我の具合がよくないのか出ない恐れも？！ - #19 カラチ（28歳/185cm)
リベロ
- #1 オルゲ（31歳/172cm)
リザーブ
- #21 アリジ（ミドルブロッカー/29歳/190cm)
監督
- ダニエレ・サンタレッリ
※ギュネス選手は、怪我が完全に治っていないのか、
パリ五輪予選ラウンドのドミニカ共和国の試合のみ出場しています。
（8/4現在）→準々決勝には無事出場
強さの秘密は？
強さの秘密はひとつめに上述の並外れた絶対的エースバルガス選手の存在があるように思います。
バルガス選手は、2021年にトルコに帰化し、
代表入りしたのはFIVBのルール上23年のことです。
トルコのフェネルバフチェではプレーしていましたが、
それまで決勝ラウンドに進んだことがないトルコが、
2021年の東京五輪で大躍進し他世界大会でも結果を出しました。
バルガス選手がトルコチームの原動力になっているような気がします。
あとに現在のヘッドコーチであるダニエル・サンタエッリ監督が入団（2022年）しましたが、
この監督も2022年の世界選手権でセルビアを優勝に導いた若い監督。
長年セルビア女子を率いたゾラン監督の同順位を死守している監督で、
クラブチームでも好成績を残しています。
各ポジションに良い選手が集まったというのも事実ですが、
最後のピースにバルガス選手そして監督がはまって、
今の強いトルコが出来上がっているような気がします！！
サンタエッリ監督はトルコから熱いラブコールがあってセルビアからトルコへ移籍したはず、そしていまやセルビアも上回ってトルコはトップチームの仲間入りをしている。
日本男子バレーのブラン監督が惜しまれつつも韓国へ行ってしまう（取られてしまった!?）が今後日本男子バレーの運命は。
ちなみに、日本の選手もレベルが世界に認められてきたので、
日本のスキルと海外のスキルを融合させたら女子バレーもますます大躍進するのではないでしょうか。
とはいえ、現女子バレー代表の真鍋監督も毎回良い爪痕をのこしてくれる、
柔軟でかしこい監督です。日本の監督も捨てたものではない！?
まとめ
トルコの女子バレーメンバーを紹介させていただきました！
近年のトルコバレーの躍進が目覚ましく、
魅力的な選手たちで注目を集めていますね。
ネーションズリーグ2024では一時的に世界ランク1位となり、
現在は3位（2024年7月26時点）です。
特に個人的に注目する選手として、
オポジットのバルガス選手やアウトサイドヒッターのカラクルト選手、
そしてミドルブロッカーのギュネシュ選手などがいますが、
ほかの選手もとても魅力的です。
イタリア人のサンタエッリ監督も注目ですね。
バレーの面白さは、ほかのスポーツにも言えることと思いますが、
勝利することもそうなんですが、
互角の戦いの末に勝利するゲームがやはりファンにとっては一番楽しいです。
互角に戦う＝「フルセット」の戦いを見たいですね。
トルコも日本も、どの上位チームも強いので、
メダルは取れればそれに越したことがないですが、
とにかくベストをつくして勝ってほしいです！
本気になれば、ファンは心が揺れ動くものですよね。
がんばれ、日本！
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