スロベニア、セルビア、ブルガリアは東南ヨーロッパの国々。
地図上でもご近所の国です。
スロベニアは2025年5月末時点(VNL開始前時点)での世界ランク4位。
男子バレー世界ランク参考(25年5月末時点):
1位ポーランド
2位フランス
3位アメリカ
4位スロベニア
5位イタリア
6位日本
そして、セルビアは世界ランク10位。
ブルガリアは世界ランク19位。
世界ランクはちがえど、どの国も注目したい選手がいます!
一気にまとめます↓
強豪スロベニア代表メンバー(VNL 2025 第1週)
ポジション | 選手名 |
---|---|
セッター (S) | 9 ヴィンチッチ(Vinčic) 3 プラニンシチュ(Planinšič)前リザーブ |
オポジット (OP) | 1 シュテルン(Štern)★エース 20 ムヤノヴィッチ(Mujanović)20歳/206cm |
ミドルブロッカー (MB) | 4 コザメルニク(Kozamernik) シュタレカル(Štalekar) 22 クルジチ(Janž Janez Kržič)21歳 23 クルジチ(Jošt Kržič)19歳 |
アウトサイドヒッター (OH) | 17 ウルナウト(Urnaut) モジチ(Možič)23歳 シュテルン(Štern) ブラチュコ(Bračko)21歳 マロフト(Marovt)20歳 |
リベロ (L) | オクログリチュ(Okroglič) 13 コヴァチッチ(Kovacić) |
#1 トンチェク・シュテルン
スロベニアの注目選手の一人は、オポジットでエースの1番シュテルン選手(29歳/200cm)。
2024年のVNLでは、日本がスロベニアに勝ったものの、
このシュテルン選手には苦しめられたのが記憶に新しいところです。
オポジットに名を連ねる二十歳の20番ムヤノヴィッチ選手(20歳/206cm)も出場があるかもしれませんね。
スロベニアは、シュテルン選手にどうしても負荷がかかるイメージがあります。
変わってあげてほしい!と思うことが多々あり。
第1週はムヤノヴィッチ選手も出てくるのではないでしょうか。
#4 コザメルニク
ミドルブロッカーの4番コザメルニク選手(29歳/204cm)も注目の一人です。
24/25イタリアリーグで優勝をしたトレンティーノ所属。
25/26は東京グレートベアーズに入団予定だとか…!
#17 ウルナウト
アウトサイドヒッターの17番ウルナウト選手は言わずもがな。
SVリーグに所属していて、選手から熱い信頼を得ていましたね。
パワフルで人格者。
36歳の選手なのでLAオリンピックの出場も、
ドイツのクロゼル選手のようにまだいける。
Nextウルナウトにも注目したいです。
パリ五輪メンバーのOHチェブリ選手が不在。若手モジチ選手などがOH主力候補?!
アウトサイドヒッターのチェブリ(Čebulj)選手は、
30代半ばのパリ五輪でシュテルン選手の次の得点源でした。
代表不在が気になるところです。
ロスオリンピックに向けて、
ウルナウト選手やチェブリ選手に代わるアウトサイドヒッターのスタメン争いが見どころになるかもしれません。
23歳のモジチ選手や、ブラチュコ選手、マロフト選手などに注目です。
(参考)パリ五輪メンバー
セルビア代表メンバー(VNL 2025 第1週)
監督はゲオルゲ•クレトゥ(元ルーマニア代表のミドル)
ポジション | 選手名 |
---|---|
セッター (S) | 9 ヨヴォヴィッチ(Jovović)33歳/197cm 21 トドロヴィッチ(Todorović)27歳/190cm |
オポジット (OP) | 16 ルブリッチ(Luburić)31歳/202cm 1 ニコリッチ(Nikolić)23歳/206cm 24 クルピナツ(Kulpinac)17歳/200cm/リザーブ |
ミドルブロッカー (MB) | 29 ネデリコヴィッチ(Nedeljković)27歳/205cm 15 マシュロヴィッチ(Mašulović N.)29歳/205cm 25 コケザ(Kokeza) 13 ガヨヴィッチ(Gajović) |
アウトサイドヒッター (OH) | 8 イヴォヴィッチ(Ivović)34歳/194cm キャプテン ★エース? 12 ペリッチ(Perić)26歳/207cm 4 マシュロヴィッチ(Mašulović V.)22歳/兄弟で代表入り 22 ブルボリッチ(Brborić) |
リベロ (L) | 6 リスティッチ(Ristić) 7 ネギッチ(Negić) |
エースは8番イヴォヴィッチ?
8番イヴォヴィッチ選手(34歳/194cm)はパリ五輪でチーム最多得点者。
オポジットの16番ルブリッチ選手(31歳/202cm)は パリ五輪3番目の得点源。
では2番目の得点源はというと今回代表入りしていませんでした↓
オポジットのアタナシエビッチは不在?
オポジットのアタナシエビッチ選手(33歳/200cm)は今回代表不在。
2012年のロンドン五輪に出場した選手で、2011年および2019年には欧州選手権で優勝しています。2024年のパリ五輪では2番目の得点源。
ブルガリア代表メンバー(VNL 2025 第1週)
ポジション | 選手名 |
---|---|
セッター (S) | ニコロフ(Moni Nikolov)、パレフ(Palev) |
オポジット (OP) | アントフ(Antov) |
ミドルブロッカー (MB) | ナチェフ(Nachev)、ペトコフ(Petkov)、ゲオルギエフ(Georgiev)、ペトコフ(Petkov) |
アウトサイドヒッター (OH) | カリャギン(Karyagin)、ニコロフ(Alex Nikolov)、アタナソフ(Atanasov)、アスパルホフ(Asparuhov)、タタロフ(Tatarov)、ジェレフ(Zhelev) |
リベロ (L) | ボジロフ(Bozhilov) |
#1 シメオン・ニコロフ(Moni Nikolov)
セッター1番ニコロフ選手はアメリカのロングビーチ大学のチームに所属していました。
ニコロフ選手は、つい最近アメリカのNCAAの全米大学選手権でロングビーチ大が
UCLAを下して優勝したときのセッターです。
現在の代表の番号と同様、背番号1番でした。
わずか18歳。
25/26にはロシアのロコモティフ・ノヴォシビルスクでプレーすることが決まっているそうです。
※ちなみに、同じロングビーチ大のアウトサイドヒッター30番カンデヴ選手も、
ブルガリアの代表に選ばれています。
第一週には出てこないものの、
米大リーグの首位に輝くほどの若手選手の台頭によって、
ブルガリアも強豪国になる日が近い!?
かもしれませんね。
また、アウトサイドヒッターのAlex NikolovとセッターMoni Nikolovは兄弟。
アレックス ニコロフ選手もロングビーチ大→チヴィタノーバ所属のエリート。
この兄弟がブルガリアの変革を起こすかもしれません。
まとめ
スロベニア、セルビア、ブルガリアは東南ヨーロッパに位置する近隣国ですので今回一緒にまとめさせていただきました。
2025年5月末時点の男子バレー世界ランクでは、
スロベニアが4位、
セルビアが10位、
ブルガリアが19位と実力に差はあるものの、
各国に注目選手が揃っています。
スロベニアは、
パリ五輪でも活躍したエースの#1シュテルン選手や、
ウルナウト選手を中心に活躍が期待される一方、
若手のムヤノヴィッチ選手やモジチ選手などの活躍も注目です。
パリ五輪で活躍したチェブリ選手が不在なのが気になるところです。
セルビアは、
#8イヴォヴィッチ選手が得点源となりそうです。
パリ五輪2番手得点源だったアタナシエビッチは今回不在。
ブルガリアは、
18歳のセッター#1ニコロフ選手が注目株。
米大学リーグでの活躍を経てロシアのクラブチームに移籍予定。
どの国でも若手選手の世代交代が今年は見られそうです!
2025年その他の国男子バレー代表メンバーフルリスト:
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