7/22速報:ファイナルのメンバーを追記しました↓
7/10:第3週のアメリカはパリ五輪代表セッターのポールター選手やOHエイブリー・スキナー選手が登場。エイブリー選手は早速最多得点者に。
若手ではフランクリン選手が存在感を見せています。
ネーションズリーグ2025アメリカ女子は、
第1週イタリア、ブラジル、チェコに負け、韓国に勝利。
第2週はポーランドに負け、セルビアとオランダに勝利しました。
代表メンバーを全員下げて戦うアメリカ女子は、自国開催のロスオリンピックに焦点を当て、若手の有望株へ経験値を着実に積ませる機会としていることが伺えます。
アメリカ女子バレーメンバーのまとめです。
2025年アメリカ女子バレー代表メンバー※2025年7月10日時点
第3週のアメリカ女子は、セッターとOHをパリ五輪代表に変えてきました。
オポジットとミドルはさらに新メンバーを投入。
読めないアメリカですが、第3週初戦のタイにも勝利しここまで5勝。
決勝ラウンドぎりぎりのラインにいますが、上がってくるでしょうか。
S=セッター
OH=アウトサイドヒッター
O=オポジット
MB=ミドルブロッカー
L=リベロ
ポジション | 背番号&選手名(英語) | 日本語選手名 | 備考 |
---|---|---|---|
S | 2 Poulter | ポルター | 27歳 / 188cm / パリ五輪代表 / 第3週目から参戦 |
S | 15 Fairbanks | フェアバンクス | 21歳 / 183cm/ 中国戦セッター |
OH(中国戦ではリザーブ) | 3 A. Skinner | エイブリー・スキナー | 26歳 / 186cm / パリ五輪代表 / 9番マディセンの姉 |
OH | 21 Jones-Perry | ジョーンズ=ペリー | 28歳 / 180cm/ 中国戦フランクリンの対角で2番目得点源 |
OH | 22 Franklin | フランクリン | 23歳 / 193cm / 途中経過チーム最多得点者/ 中国戦32点 |
OH | 33 Eggleston | エグルトン | 24歳 / 185cm / 途中経過チーム2番目得点者 |
O | 9 M. Skinner | マディセン・スキナー | 23歳 / 188cm / 途中経過チーム3番目得点者 / 3番エイブリーの妹 |
O | 11 Mims | ミムズ | 27歳 / 190cm/ 3週目中国戦OP |
O | 20 Cuttino | カッティーノ | 29歳 / 195cm / 3週目中国戦OP |
O | 34 Samedy | サメディ | 26歳 / 188cm |
MB | 8 Butler | バトラー | 26歳 / 194cm |
MB(中国戦ではリザーブ) | 16 Rettke | レトケ | 26歳 / 203cm |
MB | 18 O’Neal | オニール | 25歳 / 190cm/ 中国戦バトラーの対角 |
MB | 25 Jimerson | ジマーソン | 26歳 / 190cm |
L | 6 Hentz | ヘンツ | 26歳 / 175cm |
L | 7 Rodriguez | ロドリゲス | 22歳 / 165cm |
アメリカ女子代表(★準々決勝)メンバー ※7月23日時点
ポジション | 背番号&選手名 | 日本語選手名 | 備考 |
---|---|---|---|
S | 2 Jordyn Poulter (C) | ジョーディン・ポルター(キャプテン) | 27歳 / 188cm / パリ五輪代表 / 第3週目から参戦 |
S | 32 Saige Kaahaaina-Torres | セイジ・カアハアイナ=トーレス | 24歳 / 183cm |
OH | 3 Avery Skinner | エイブリー・スキナー | 26歳 / 186cm /出場した3試合はどれも最多得点/ パリ五輪代表 / 9番マディセンは妹 |
OH | 19 Khalia Lanier | カリア・ラニアー | 26歳/190cm |
OH | 22 Sarah Franklin | サラ・フランクリン | 23歳 / 193cm / 予選ラウンドチーム最多得点者 |
OH | 33 Logan Eggleston | ローガン・エグルトン | 24歳 / 185cm /予選ラウンドチーム2番目得点者 |
O | 9 Madisen Skinner | マディセン・スキナー | 23歳 / 188cm / チーム3番目得点者 / 3番エイブリーは姉 |
O | 34 Stephanie Samedy | ステファニー・サメディ | 26歳 / 188cm |
MB | 8 Brionne Butler | ブリオンヌ・バトラー | 26歳 / 194cm / 第2週~3週ブロック最多 |
MB | 13 Amber Igiede | アンバー・イギエデ | 24歳 / 193cm / 第1週~2週ブロック最多(19得点) |
MB | 16 Dana Rettke | ダナ・レットキー | 26歳 / 203cm |
MB | 25 Tia Jimerson | ティア・ジマソン | 26歳 / 190cm |
L | 6 Morgan Hentz | モーガン・ヘンツ | 26歳 / 175cm |
L | 7 Alexis Rodriguez | アレクシス・ロドリゲス | 22歳 / 165cm |
コーチ | Erik Sullivan | エリック・サリバン |
スキナー姉妹:OH3番エイブリーとOP9番マディセン
今回、パリ五輪代表メンバーだったアウトサイドヒッター3番エイブリー・スキナー選手の妹が出場しています。
9番マディセン・スキナー選手(23歳/188cm)はオポジットで、2週目までの時点でオポジット主軸となっているようです。
ドリューズ選手やトンプソン選手の後釜として活躍するでしょうか!
→第3週は妹のマディセン選手はリザーブへ。
(パリ五輪代表の姉・3番エイブリー・スキナー選手もタイ、ドミニカ、カナダ戦のみ参戦していました。中国戦は不在。早速初戦は最多得点。)
→フルセットとなった中国戦では、マディセン・スキナー選手の代わりに、
11番ミムズ選手、20番カッティーノ選手がオポジットを支えていました。
→エイブリー・スキナー選手は予選ラウンドで3試合(タイ、ドミニカ、カナダ)のみ出場し、
すべてチーム内最多得点でした。
OH22番フランクリン
アウトサイドヒッター22番フランクリン選手を筆頭に、
33番エグルストン選手やジョーンズ=ペリー選手が対角となっていました。
プラマー選手などが不在の中頑張っていますね。
これまでチーム最多得点はフランクリン選手です。
3週目最後の中国戦ではフランクリン選手が32点得点したものの、フルセットの末敗戦しましたが、
アメリカの選手層の厚さと、底力はすごいということも改めてわかりました。
ファイナルラウンドでは、エイブリー・スキナー選手とこのフランクリン選手が主力OHとなると思います。
ミドル注目8番バトラー&13番イジエデ
ミドルブロッカー13番イジエデ選手は、2週目時点でチーム中最多のブロックポイントを獲得しています。対角がレトケ選手など。
→第3週は、またミドル再編成。
8番バトラー選手が第3週初戦ブロックポイント3点を獲得。
→現在まで、イジエデ選手とバトラー選手がチーム内で一歩ブロックポイントの点ではリードしているようです。
ファイナルラウンドでもこの2人がミドルの中心になるのではないでしょうか。
ネーションズリーグ2025欠場メンバー
パリ五輪代表でネーションズリーグ2025を欠場しているメンバーはたくさんいます。
ラーソン選手のVNLの活躍は記憶に新しいですし、パリ五輪ではドリューズや、プラマー、エーブリー・スキナー選手などがチームを牽引していました。
今回はこういったエースは欠場で、セッター以外は新メンバーの育成に100%舵を切っているようです。
セッター:Carlini (カーリーニ) 30歳/185cmse
セッター(リザーブ):Hancock (ハンコック) 32歳/180cm
アウトサイドヒッター: Larson (ラーソン) 38歳/188cm ※VNL2024最多得点選手
アウトサイドヒッター: Plummer (プラマー) 26歳/195cm ※パリ五輪チーム2番目得点源(A.Skinner選手と並ぶ)
アウトサイドヒッター:Cook (クック) 33歳/188cm
オポジット:Drews (ドリューズ) 31歳/191cm ※パリ五輪チーム最多得点
オポジット:Thompson (トンプソン)(28歳/193cm)
ミドルブロッカー:Washington (ワシントン) 29歳/190cm
ミドルブロッカー:Rettke (レトキー) 26歳/203cm
ミドルブロッカー:Ogbogu (オグボグ) 30歳/188cm
リベロ:Wong-Orantes (ウォン-オランテス) 29歳/168cm
Hancock (ハンコック) 32歳/180cm
パリ五輪メンバー
24/25NCAA全米大学女子バレーボール選手権(Division1 上位チーム)
圧倒的な人気と実績:観客数・注目度ともに、アメリカではNCAA女子バレーがプロよりも上だそうです。
有名校、ネブラスカ大学、スタンフォード大学、ウィスコンシン大学、テキサス大学などで、今年の優勝チームはペンシルベニア州立大学。
NCAAトーナメント(12月開催)は全米で中継され、2023年はネブラスカの試合で9万人超の観客動員(バレー史上最多)という記録も。
24年上位チーム:
順位 | チーム名(英語) | チーム名(日本語) |
---|---|---|
1位 | Penn State Univ. | ペンシルベニア州立大学 |
2位 | Louisville Univ. | ルイビル大学 |
3位 | Nebraska Univ. | ネブラスカ大学 |
3位 | Pittsburgh Panthers | ピッツバーグ・パンサーズ |
5位 | Creighton Univ. | クレイトン大学 |
5位 | Kentucky Univ. | ケンタッキー大学 |
5位 | Stanford Univ. | スタンフォード大学 |
5位 | Wisconsin Univ. | ウィスコンシン大学 |
9位 | Dayton Flyers | デイトン・フライヤーズ |
9位 | Florida Univ. | フロリダ大学 |
9位 | Marquette Univ. | マーケット大学 |
9位 | Missouri Tigers | ミズーリ・タイガース |
9位 | Oregon Univ. | オレゴン大学 |
9位 | Purdue Univ. | パデュー大学 |
9位 | Texas A&M Aggies | テキサスA&M・アギーズ |
9位 | Texas Univ. | テキサス大学 |
まとめ
アメリカ女子バレー代表は、2025年ネーションズリーグで主力を温存し、若手主体のメンバーで出場。
第1週はイタリア、ブラジル、チェコに敗れ、韓国に勝利。第2週はポーランドに敗れ、セルビアとオランダに勝利しています。
ロサンゼルス五輪に向け、フランクリン、エグルストン、M・スキナー選手ら若手選手に国際経験を積ませる意図がうかがえます。
特にフランクリン選手は今大会チーム内最多得点で存在感があります。
イジエデ選手やバトラー選手はブロックで存在感を見せています。
一方、ドリューズ、トンプソン、プラマー、ラーソン選手などパリ五輪の主力選手たちは欠場。
チームは若手育成に舵を切り、全ポジションが新戦力で戦っています。
世界ランクは少し落ちたものの、選手をガラリと変える思い切りの良い采配が注目でもあります!
カーチ・キライ監督の後釜、エリックサリバン監督のアメリカ女子チームです!
📝他国女子代表メンバー
📝2025年他国男子バレー代表メンバー:
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