ネーションズリーグ2025男子も2週目が6/25から始まっています。
VNL開始前のウクライナの世界ランクは14位でした。
第1週はアメリカとキューバを破り、ブラジルとイランには敗戦。
第2週はフランスに敗戦しましたが、トルコにはストレート勝ち。
現在まで3勝し、VNL上位につけています。
ウクライナは、FVU主催国内リーグなどの試合開催はあるものの(戦時中)、
ポーランドのウッチ市でウクライナ代表の「ホームゲーム」が開催されたり、
ほとんどの代表選手が海外クラブで活動したりと、代表活動への参加も可能となっているようです。
FVUのインスタグラムは更新がないなど、国内では困難な状況が継続しているものと思われます。
ウクライナは、過去オリンピックの出場経験はありませんが、
近年国際的に注目される強豪チームとなっていて、
2022年世界選手権で7位になるなど存在感を増しています。
今回のVNL途中経過でも、日本の一つ下の6位につけています。
ティリ監督や相手監督は、
よく日本より相手チームがフィジカル面で圧倒的に有利ということはよく話しています。
日本は身長でも負けていますし、
パワーでも少し劣っているかもしれません。
しかし、技術面と強力な守備(長いラリーによく持ち込みます)、
そして前回のフランス戦で見せてくれたアグレッシブに戦う姿勢で
試合展開は大きく変わってくると思います!
どうやら、日本男子はフランス戦から特にミドルの佐藤選手やラリー選手、村山選手が開眼してきました。
OHの富田選手や途中出場の山崎選手の勢いもいいですし、サーブでもアタックでも威力が倍に!?
宮浦選手の破壊力も断然上がってきましたし、確固たるエースになってきていますよね。
リベロの小川選手のネット際まで取ってやるという気持ちも伝わりました。(感動)
日本人は気持ちがあっても伝わりづらいかもしれませんが、
今回しっかり伝わっていました。
それはチーム内でもよい伝染が起こるのではないでしょうか。
頑張れ、日本!
相手チームのウクライナ男子バレー代表メンバーについてまとめます。
2025年ウクライナ男子バレー代表メンバー※2025年6月25日時点
S=セッター
OH=アウトサイドヒッター
O=オポジット
MB=ミドルブロッカー
L=リベロ
ウクライナ男子代表 ★第2週メンバー
ポジション | 背番号&選手名 | 日本語選手名 | 備考 |
---|---|---|---|
S | 12 Yevstratov | エヴストラトフ | 32歳 / 190cm/ ヴェー・カ・エス・ チャルニ・ラドム(ポーランド) |
S | 15 Shchytkov | シュチトコフ | 33歳 / 186cm / エピセントル・ポドリアニ(ウクライナ)※ウクライナスーパーリーグ首位でベストセッター |
OH | 8 Yanchuk | ヤンチュク | 26歳 / 200cm / エピセントル・ポドリアニ(ウクライナ)/ 第一週チーム内3番目 得点源 フランス戦最多得点。トルコ戦19得点 |
OH | 14 Kovalov | コヴァロフ | 28歳 / 198cm / バルコム・カジャニ・リヴィウ(ポーランド)※24/25ドバイでの経験もあり/第1週チーム内最多得点 |
OH | 18 Poluian | ポルヤン | 27歳 / 198cm / AOミロン・ネア・スミルニ(ギリシャ) |
OH | 20 Nalozhnyi | ナロジュニー | 28歳 / 196cm / エピセントル・ポドリアニ(ウクライナ) |
O | 13 Vasyl Tupchii | ヴァシル・トゥプチー | 33歳 / 194cm / バルコム・カジャニ・リヴィウ(ポーランド) ※カタールやサウジでの経験もあり。/第1週チーム内2番目得点源 |
O | 25 Tevkun | テフクン | 37歳 / 205cm / VK TROX プシーブラム(チェコ) |
MB | 10 Yuriy Semeniuk | ユリー・セメニュク | 31歳 / 210cm /ワルシャワ(ポーランド)/主力ミドル |
MB | 30 Chelenyak | チェレニャク | 20歳 / 200cm / エピセントル・ポドリアニ(ウクライナ) |
MB | 33 Todua | トドゥア | 32歳 / 208cm / ノヴァク=モスティ MKS ベンジン(ポーランド) |
MB | 88 Koval | コヴァル | 26歳 / 198cm / エピセントル・ポドリアニ(ウクライナ) |
L | 17 Boiko | ボイコ | 20歳 / 201cm |
L | 24 Pampushko | パンプシュコ | 24歳 / 180cm / バルコム・カジャニ・リヴィウ(ポーランド) |
監督 | Raul Lucio Lozano | ラウル・ルシオ・ロサノ |
注目①20代14番コヴァロフ&8番ヤンチュク
アウトサイドヒッターの14番コヴァロフ選手(28歳 / 198cm)は第1週チーム内最多得点者です。
ブラジル戦25得点・イラン戦21得点等ウクライナチームのエース。
同じアウトサイドヒッターの8番ヤンチュク選手(26歳 / 200cm)も長身のアタッカーで2週目から特に乗ってきていますので注意です。
注目②オポジット13番トゥプチー
過去ポーランドのルブリンにも所属していたオポジットの13番トゥプチー選手(33歳 / 194cm)は2週目途中までアタック決定率50%で、コヴァロフ選手と並ぶチーム最多得点源でオポジットのエース。
注目③ミドル10番セメニュク
10番セメニュク選手(31歳 / 210cm )はチームの主力ミドル。
これまでVNL2025ではブロックポイントが18点で、1試合につきブロック平均3得点。
アタック決定率は58.67%です。
24/25欧州チャンピオンズリーグでは、ベストスパイカーに。
まとめ
ウクライナ男子バレー代表の第1週は、
アメリカ、キューバに勝利し、ブラジル、イランには敗戦。
第2週もフランスに敗れたもののトルコにストレート勝ちし、
現在6位につけています。
注目は20代のアウトサイドヒッターコヴァロフ選手やヤンチュク選手。
また、ベテランオポジットのトゥプチー選手やミドルのセメニュク選手も
チーム内得点源ですので注目です。
ウクライナも高さとパワーで日本にとっても厳しい相手ですが、
日本は昨日の気合いで乗り切ってほしいですね!
📝他国女子代表メンバー
📝2025年他国男子バレー代表メンバー:
コメント