7/10:セルビア第3週目はエースボスコビッチがついに参戦し
今大会初白星スタートしました。
3週目メンバーに変更しました。↓
ネーションズリーグ2025のセルビアは2週目の時点で全敗。
現在VNLの順位は最下位の18位です。
大エースのボスコヴィッチ不在による影響や、
パリ五輪代表のセッターが今大会欠場などの影響もありそうです。
昨年のVNLも含めて若手の育成が急ピッチで行われているセルビア女子。
ボスコヴィッチ選手以外のエースの台頭に注目です。
セルビア女子VNL2025戦績まとめ
第1週
ドミニカ x
日本 x
ブルガリア x
カナダ x
第2週
アメリカ x
ドイツ x
フランス x
ポーランド x
第3週
チェコ ○
イタリア x
ベルギー ○
トルコ ○
📝各国女子バレー代表メンバーをこちらにまとめました↓
📝8月世界選手権2025セルビア女子メンバー↓
日本女子は8月の世界選手権でセルビアと同じ組ですので、
そういった意味でも注目のセルビア女子チームです。
2025年セルビア女子バレー代表メンバー※2025年6月29日時点
第3週目は、エースのボスコヴィッチ選手やウゼラツ選手が参戦。
また、20歳のイヴァノヴィッチ選手は1週目から出場していますが、
2週目から勢いを増しています。
S=セッター
OH=アウトサイドヒッター
O=オポジット
MB=ミドルブロッカー
L=リベロ
セルビア女子代表(第3週)
ポジション | 背番号&選手名 | 日本語選手名 | 備考 |
---|---|---|---|
S | 8 Mirković | ミルコヴィッチ | 29歳 / 185cm/ 第3週チェコ戦セッター |
S(リザーブ) | 28 Miljevic | ミリェヴィッチ | 27歳 / 177cm |
S | 30 Perović | ペロヴィッチ | 24歳 / 182cm |
OH | 15 Uzelac | ウゼラツ | 20歳 / 188cm / 第1週ぶり出場で、第3週チェコ戦は3番目得点源 / ドミニカ戦30pts / パリ五輪代表2番目得点源 / ゼレン・スポル・クルビュ(トルコ) |
OH(リザーブ) | 19 Milenković | ミレンコヴィッチ | 28歳 / 185cm / パリ五輪代表 / ニリュフェル・ベレディエスポル(トルコ) |
OH | 34 Tica | ティツァ | 21歳 / 179cm |
OH | 40 Ivanović | イヴァノヴィッチ | 20歳 / 183cm / 第3週チェコ戦2番目得点源 / 25/26からコラベリカ(ロシア) |
O | 18 Bošković | ボスコヴィッチ | 28歳 / 193cm / 第3週初戦から最多得点のパリ五輪代表エース / 長年トルコリーグで活躍 / 25/26はバクフバンクに移籍 |
O | 27 Bukilić | ブキリッチ | 26歳 / 191cm / ポーランド戦18pts / 韓国→25/26イル・ビゾンテ(イタリア) |
MB | 3 Osmajic | オスマジッチ | 22歳 / 192cm |
MB | 11 Kurtagić | クルタギッチ | 20歳 / 195cm / 第1週主力ミドル / パリ五輪代表 / ミラノ所属 |
MB | 14 Aleksić | アレクシッチ | 28歳 / 188cm / 第2週から参戦 / キャプテン / パリ五輪代表ミドル主力 / ノヴァーラ→25/26ゼレン・スポル・クルビュ(トルコ) |
L | 12 Pušić | プシッチ | 32歳 / 170cm |
ゾラン・テルジッチ監督
ゾラン・テルジッチ監督(ベルグレード生まれのセルビア人)は2002年から2021年まで長きにわたりセルビア女子代表チームの監督でしたが、22年からはロシアの監督をつとめていました。
今期25年にセルビア女子バレー代表チームに戻ってきました。
ユーロ圏クラブチームの監督経験豊富。
欧州で2度コーチオブザイヤーを獲得しています。
セルビア女子チームのかつての栄光を取り戻すために試行錯誤しています。
VNL2025ではアシスタントコーチにあたる方々がチームを見ているようです。
注目①エースのボスコビッチ起用はあるか→ブクリッチが担うか?
セルビア女子代表のエースといえば18番ボスコビッチ選手(28歳 / 193cm)ですが、
VNL出場があるかわかりません。
代わりに活躍しているのがオポジットの27番ブキリッチ選手(26歳 / 191cm)です。
20番ゼレノビッチ選手(21歳/200cm)もカナダ戦では、ブロック・サーブポイントを獲得している若手注目の選手です。
注目②アウトサイドヒッター主力の15番ウゼラツ
15番ウゼラツ選手(20歳 / 188cm)はパリ五輪でボスコヴィッチ選手の次の得点源でした。
今大会でも第1週の4戦すべてチーム内最多得点者となっています。
アウトサイドヒッターのエースです。
注目③ミドル主力の14番アレクシッチと11番クルタギッチ
ミドルの主力はパリ五輪代表でも活躍し、第2週から参戦するとチーム2番目得点源をキープしている14番アレクシッチ選手(28歳 / 188cm)です。アレクシッチのセンター攻撃に注意。
11番クルタギッチ選手(20歳 / 195cm)は第1週カナダ戦で19ポイント(内11ポイントがブロックポイント)、日本戦でも3度のブロック。若手ミドル主力です。
(参考)パリ五輪はボスコヴィッチ選手がチームをけん引
パリ五輪では、絶対的エースのボスコヴィッチ選手を筆頭に、
ウゼラツ選手やアレクシッチ選手がチームを牽引していました。
パリ五輪代表だったセッターのオグニェノヴィッチ選手(40歳)やドルチャ選手(37歳)はVNL欠場。
まとめ
ネーションズリーグ2025のセルビア女子バレー代表は第2週終了時点で全敗し、
18位の最下位に低迷中。
絶対的エースのボスコビッチ選手やパリ五輪代表セッターが不在の影響が大きいですが、
新メンバーの長期的な育成が功を奏せば必ずロス五輪で台頭してくるチームです。
そんなチームを支えるのは、監督に3年ぶり?に復帰したゾラン・テルジッチ監督。
低迷するチームの立て直しができるか注目です!
今期注目はアウトサイドヒッターのウゼラツ選手や、
オポジットのブキリッチ選手、
ミドルのアレクシッチ選手やクルタギッチ選手。
特にウゼラツ選手は得点源として、
ボスコヴィッチ選手のいないセルビアを支えていました。
ボスコヴィッチ、ウゼラツ選手の2人が出場すれば、
簡単には勝たせてくれない相手だと思います。
日本は世界選手権で再度戦うことになるセルビア女子でした!
📝他国女子代表メンバー
📝2025年他国男子バレー代表メンバー:
コメント